デザインのこと

グラフィックデザイナーに期待して欲しいこと

こんにちは、Design Production NEONEです。
最近食べる量が減ったのに体重増えるんですよね。なんでしょうねこれ。
運動不足とおやつの食べ過ぎってことは薄々気付いてはいるんですが。笑

さて、今日は私の職業であるグラフィックデザイナーについて少しお話ししようと思います。

グラフィックデザイナーってどんな仕事?

あなたはグラフィックデザイナーの仕事をご存知ですか?

Design Production NEONEはグラフィックデザイナー兼アートディレクターとして活動していますが、よくグラフィックデザイナーって何をデザインしてるの?と聞かれます。

グラフィックデザイナーとは、クライアントの要望に合わせて、雑誌や広告などの紙媒体等を中心にデザインをする人のことです。

具体的なものとして、「ポスター」「名刺」「ロゴ」「チラシ」「パッケージ」「パンフレット」「Tシャツ」「雑誌」「新聞広告」「書籍」etc…があります。

その広告や誌面をクライアントと打ち合わせをし、クライアントの意向を取り入れつつ、最終的なエンドユーザー(クライアントがターゲットとしている消費者)にサービスを利用をしてもらったり、商品を購入してもらうために、心を揺さぶるような「機能的」で「見やすい」広告または誌面をデザインする仕事です。

ちょっと難しい言い回しでしたでしょうか。笑

簡単にいうと、クライアントの思いを、消費者目線になって表現して形にすることです。

グラフィックデザイナーは「広告界のシェフ」

私が仕事の説明をするときに度々使うセリフなのですが、グラフィックデザイナーは「広告界のシェフ」と伝えてます。

シェフは、食材の選定・味付け・盛り付けなど1つのメニューに対して様々な検討を重ねお客様に提供します。
お客様が注文したメニューを的確に迅速に調理し提供します。

私たちグラフィックデザイナーも業種は違えど同じです。

クライアントのオーダーに対して、

イラストや写真素材の吟味や選定(食材の選定)
レイアウトやデザインの構成(味付け)
全体のデザインのブラッシュアップ(盛り付け)

とてもざっくり言うとこのような形で一つの広告を仕上げ提供します。

作業はPC上で行うことがほとんどなので、一見簡単で単純そうに見えますが、完成させるまでにいくつもの工程を踏んで試行錯誤し、ようやく初校と呼ばれる最初の段階に到達します。

新しいメニューを開発するのに試行錯誤し時間がかかるのと同じですね。

そこからクライアントからの修正要望を聞き出し、必要な修正を施しつつ、デザインを足したり引いたりを何度も行い、ようやく日頃皆さんが目にする広告として完成するのです。

グラフィックデザイナーに期待してほしいこと

グラフィックデザイナーに依頼することで大きく分けて4つのメリットがあります。

グラフィックデザイナーが介入することで期待できる4つのメリット

  1. グラフィックデザイナーが介入することで、とても見やすくエンドユーザーの記憶や印象に残るようなものになり、行動を起こすきっかけを作ります。
  2. グラフィックデザイナーが介入することで、企業やお店のブランド力も桁違いに上がります。
  3. 美しく、機能的で質の高いデザインが施された広告やロゴは、企業や店舗に対して安心感や信頼性を向上させ、事業を営む上で間違いなくプラスに働きます。
  4. 広告の制作をプロに任せることで自身の事業に集中できるため、効率が上がります。

正直、チラシを作るのも名刺を作るのも単純に「作る」となれば素人でも最悪エクセルやパワーポイントなどで作れてしまいます。
グラフィックデザイナーに依頼しなくてもとりあえず配れるものは作れます。
しかも自分で作るのでデザイン料金もかかりません。

しかし、私たちは「広告界のシェフ」です。

あなたがデザインの専門ではない場合、あなたが時間をかけて作る以上のクオリティのものを、私たちグラフィックデザイナーは作ることが可能です。

チラシであれば視線の誘導や、レイアウトの工夫なども何回も練り直し、計算して作ってます。

雑誌や書籍が違和感なくスラスラ読めているのは、そう読めるように計算してフォントや行間、文字数など配慮して作っているため、自然に読めるのです。

ロゴマークが印象深いのは、そうなるようにミリ単位で何十回も変更・検証を重ねているからです。

※最近このクオリティの部分において質の著しい低下が見て取れるデザイナー(と呼んでいいのか…)が増えているのでそれについてはまた記事にします。

このように私たちグラフィックデザイナーに期待していただける部分はたくさんあるのがお分りいただけたでしょうか?

まとめ

グラフィックデザイナーと聞けば、なんとなく「オシャレなもの作るんでしょ?」と思われがちですが、実際は水面下で何度も計算し、試行錯誤を重ねて一つの作品を作る、地味で裏方の職人的仕事です。

シェフが、来店したお客様の欲求に応えたメニューで胃袋を喜ばせるように、デザインを通して事業主の皆さんの欲求に応え、エンドユーザーを結びつける仲介役的な存在として活躍するのが私たち「グラフィックデザイナー」です。

Design Production NEONE

藤本洋史藤本洋史

藤本洋史

グラフィックデザイナー兼アートディレクター

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