デザインのこと

クライアント目線で選びたい「いいデザイナー」って?


こんにちは、秒で冬眠したいDesign Production NEONEの藤本です。


そろそろ札幌は初雪が降りそうです。1年早すぎますね!っていうのを毎年言ってマンネリ化してます。

さて今日は「よっしゃ、新しい広告作ってバンバン宣伝するぞー!」と奮い立った時にどんなデザイナーを選んだらいいかという、迷える依頼主の方達に役に立つ?お話です。

広告を作る時、広告代理店や制作会社と付き合いがあればそこに依頼すると思いますが、もし一から個人やフリーランスのデザイナーをHPやSNSから探したいと思った時、どんな人を選んだらいいかを教えます。

1 実績が明確に分かるデザイナー


やはりなんといっても実績がちゃんと分かるデザイナーを選びましょう。

というかここに書くまでもなく普通そうしますよね。笑

特に注意しておきたいのは、デザイナーも人それぞれで得手不得手があるということです。

自分はオールマイティーに仕事はしてるので一通りのデザインは対応できますが、例えばティーン向けのガーリーで可愛らしい広告のデザインよりも居酒屋の広告デザインやショップのチラシとかの方が経験豊富なので得意だったりします。

依頼したいジャンルの広告に近いデザインを手がけた実績のあるデザイナーを選べば失敗は少ないと思うので、デザイナーを探すときはまずその人の実績を確認しましょう。

制作物は契約の都合上公開できないものもたくさんあるので、実績が少ないなと思ったら他にないか遠慮なく聞いてみてくださいね!


2 金額が明朗会計


デザイン料金はデザイナーによって大きく変わるんです。
デザイン料金は基本的に技術料の値段なので、担当するデザイナーの経験値や知名度によって全く同じ内容の広告デザインでも1万だったり10万円だったり様々です。

自分も一件ウン百万円とか取れる有名デザイナーになってみたいぞ…


安いからクオリティが絶対悪いっていうわけでもないし、高いから広告反響が絶対にいいというわけでもありません。

もちろん高い金額ほどマーケティングやディレクションをしっかりやってる場合が多いので一定の効果は見込めると思いますが、目先の料金の値段に左右されずご自身の予算と条件に合ったデザイナーを選びましょう。

ポイントとしてはHPに制作料金が提示されているところは信頼しやすい傾向にあると思います。(ちなみにNEONEの料金表はこちら

最終的には内容や納期など全てを把握した上で再度見積もりというパターンが多いですが、ベースの価格があればそこから多少の増減があるかもと思っておけば予め予算も立てやすいですよね。

制作料金の記載が全くないデザイナーは見積もりをお願いしない限り分からないので、自分が依頼する側だとしたらちょっと不安です。

だってほら、料金公開してないってことはぶっちゃけ相手の企業規模や気分によっていくらでも値段を変えられるでしょ?笑

案件によって料金の変動が起こりやすいので事前の提示が難しいのは事実なんですけどね〜


3 デザイナーの視点がどこを向いているか


これはちょっと依頼しないと分からない部分ですが、分かりやすくいうとこんな感じ。

Aさん「自分はアイデアとデザインに自信あります。依頼通りの内容よりも自分のデザインが絶対オススメです」

Bさん「依頼通りのデザインに忠実に仕上げました。言われたことは全て完璧に守ってます」

Cさん「依頼通りのデザインに仕上げましたが、一部変えた方が広告を見た人が分かりやすいので変更しました」


違い分かりますか?

Aのデザイナーは×
Aはデザイナー自身に視点が向いてるんです。
ようは自分の作品を売りたいアーティスト目線。
自分中心が許されるのは一流のアーティストとシェフの気まぐれサラダくらいです。
広告のデザイナーとしては失格です。

肌感として割と駆け出しのデザイナーにこのタイプが多いかと思います。つい自分のデザインを主張したくて頼まれてもないのに頑張っちゃうんですよねぇ…

はい、昔の俺です。全力でごめんなさい!


Bのデザイナーは△
Bはクライアントに視点が向いてます。
クライアントに視点が向いてるならいいじゃないか!って思いますがちょっと惜しい!

クライアントは多分広告デザインのプロではないはずです。クライアントの要望に沿うことはとても大事ですが全て言う通りにすると「いい広告」ではなくなってしまう恐れがあります。
これはクライアントにとって「都合のいいデザイナー」でしかありません。


Cのデザイナーは◯
Cはクライアントのその先の消費者に視点が向いています。
これができるデザイナーが一番いいデザイナーだと思っています。
クライアントの意向を守りつつ、その先の消費者の目線に立って必要な修正や独自のエッセンスを加えられるのがいいデザイナーの仕事です。

プロフィールや理念などそのデザイナーの背景について書かれていればじっくり読んでみるのもオススメ!


まとめ

デザイナーの選定方法については色々あると思いますが、すごくざっくり挙げるとこの3つが特に重要な要素かと思います。

もちろんコミュニケーションがちゃんと取れるとか、連絡がつきやすいとか他にも大事な要素はありますが、それは社会人としての部分なので、デザイナーという括りに縛って考えるなら以上の点を気にかければと思います。

POINT
1:実績を掲載している
2:料金をベース価格でもいいから載せている
3:広告の利用者目線で作れる
これらを兼ね備えたデザイナーがオススメです!


是非いいデザイナーと巡り逢って素敵な広告を作ってください!


ご相談・お見積もりは無料で行なっております。こちらからお気軽にお問い合わせください。
Design Production NEONE

藤本洋史藤本洋史

藤本洋史

グラフィックデザイナー兼アートディレクター

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