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【事業主必見!】広告を出すときに気をつけたいポイント

Design Production NEONEです。
本格的にブログを始めます。
仕事の合間になるので不定期更新ではありますがどうぞよろしくお願いします。

内容が散見した広告の数々を見てきました

事業を営んでる方なら誰しも何かしら広告を出してきたかと思います。
お店OPENのチラシだったり、セールのDMだったりその方法は様々です。

Design Production NEONEは紙媒体メインで、いろんなクライアントさんの広告を手がけてきました。
年間数百件の広告を作ってるので、

「お金をかけて広告を出すから、なるべくたくさんの情報を盛り込もう」

そう思っているであろうクライアントさんを何度か見てきました。

いろんな情報を盛り込む広告、いわゆる内容の異なる素材が集まった「幕の内弁当広告」とでもいいましょうか。

確かに宣伝費をかけるわけで、できるならまとめて宣伝しちゃえ!ってなる気持ちはとてもよく分かるのです。

幕の内弁当広告」のメリット
・一度で済むから時短になる。
・広告費が1回分で済むから経費を抑えられる。
・それぞれの内容に反応があれば一石二鳥どころか三鳥にも四鳥にもなる。

一見メリットだらけのようですね。
では、「幕の内弁当広告」と、1つの内容に絞った広告。
どちらが費用対効果が良いかわかりますか?

結論から言います。

内容を1つに絞った広告の方が効果は高く、複数の異なる内容を詰め込んだ「幕の内弁当広告」の方が効果は低くなる傾向です。

「幕の内弁当広告」だと費用対効果が下がる理由

例えば、アパレルショップのセールに向けてDMを会員向けに送ろうと思い以下のような割合で広告を作ったとします。

セールの案内を30%
コーディネートイメージを30%
新作商品の案内を30%
店舗情報を10%

一見規則的にバランス良く構成してるように見えますよね?
ところがレイアウト的にはOKだとしても効果的にはNGな場合が多いです。

効果が下がる理由❶:メインの情報がわからない

この場合、受け手としては入ってくる情報の割合が同じなため、どれがメインがわからず迷ってしまいます。そのため、広告のインパクトが分散されてしまい伝わる内容が薄まってしまいます。

効果が下がる理由❷:記憶に残りにくい

例えばこのセール案内であれば、セール開始前に打ち出す広告のため、受け手が見た時からセール日まで必ず一定の期間が発生します。

ただでさえ人の記憶は忘れやすいものです。
インパクトが分散され薄まった内容を、必要な時まで記憶することはとても難しいです。結果、反響は弱く来店率は下がります。

効果が下がる理由❸:物理的なスペースの制限

カテゴリの内容が増えるほど必然的に1つのカテゴリに掲載できる面積が減ります。
面積が減るということは、アピールしたい要素もそれに合わせて小さくしなければなりません。最低の可読性を保つために必要な情報までもをカットしないといけない場合もあります。

 

こうなってしまうと思ったような集客が見込めず、下手すると再度広告を打つことなり、1度で済んだはずの時間や制作費が倍になってしまう恐れがあります。

1広告1訴求の「唐揚げ弁当広告」を目指す

では、必要な情報をはっきり伝えて、受け手の記憶になるべく残すためにはどうするべきか。

冒頭で結論を述べましたが、要素を少なくする必要があります。

上で記載した「幕の内弁当広告」とは対照的なので、ここではガツンと美味しい「唐揚げ弁当広告」としましょう。


例えば以下のようなバランスで考えるといいでしょう。

セールの案内を70%
セール商品を使ったコーディネートイメージを20%
店舗情報を10%

「唐揚げ弁当広告」はメインで訴えたい内容のみフォーカスして記載します。
ここでいうと、セールをメインに思い切って新作案内はカットします。
セール商品を求めてる人に新作商品の案内は心動かされませんよね?
だったら最初から入れない方がいいです。
その分セールの案内を目立たせましょう。
どうしても紹介したい新作商品があれば店頭でセールスをするか別な媒体で発信しましょう。

ここではコーディネートもセール商品を紹介する目的なので、店舗情報以外は全てセールに関する案内となります。

このように「唐揚げ弁当広告」はメインの情報もはっきりしており、記憶にもその分残りやすくなります。
さらには物理的なスペースも確保しやすいため「幕の内弁当広告」のデメリット部分を全てカバーします。

要素を絞るほど記憶に残りやすい

あなたは、幕の内弁当と唐揚げ弁当だったらどっちの方が記憶に残りますか?

色とりどりの料理が入った幕の内弁当は見た目も豪華で、いろんな味が楽しめていいですよね。

でも後から味を思い出せたり食べて満足感があるのって、唐揚げ弁当じゃないですか?(私だけ!?)
でも実際、幕の内弁当の中身を後日忠実に思い出せる人って少ないと思います。

体に悪そうな油で揚げたボリュームたっぷりな唐揚げが、カロリーを気にすることも忘れて全部平らげてしまう背徳的な一息…

なかなか忘れられませんよね?

そうなんです。

たくさん要素が詰まったものよりも、1つの要素に絞った方が人の記憶や印象には遥かに残りやすいのです。

なので、事業者のみなさんが広告を出すと決めたときは是非「唐揚げ弁当広告」を意識してみてください。
(広告はいろんな要素が合わさって反響につながるため、これだけで効果を約束できるものではありませんが、マイナスに働くことはありません)

もちろんサブ的に他の内容を謳うことは全然構いません。
唐揚げ弁当に少量のパスタや漬物がついてるように、メインの内容を邪魔しない程度に他の内容を訴求することは可能です。

全てはバランスによってガラっと変わるので、広告を作りたいけどやっぱり自分で作るのは不安だ…難しい…
という事業者の方はお気軽にDesign Production NEONEにご相談ください!


Design Production NEONE

藤本洋史藤本洋史

藤本洋史

グラフィックデザイナー兼アートディレクター

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