チラシは「情報伝達」ではなく「行動促進」のツール
チラシは単に情報を載せるだけでは効果が出ません。読み手に「行ってみたい」「問い合わせたい」と思わせる仕掛けが必要です。そこで大切なのが「デザインの3つの基本ポイント」です。
ポイント1:キャッチコピーを目立たせる

読むかどうかは最初の3秒で決まる
チラシの最上部や中央にキャッチコピーを配置しましょう。フォントサイズを大きくし、背景に色を入れるなどして 一瞬で目に入る工夫 が重要です。ただしキャッチコピーはなんでも良いわけではありません。
例えば安さを打ち出して読ませたいなら金額で訴える、印象付けさせてなんだろう?と続きを読ませたいならキャッチーな一文を考える。チラシの内容とターゲットで最適なキャッチコピーを考案して、それを体裁よく見せることが重要です。
新聞購読を促すチラシです。7日間無料で読めることが最大のウリだったのでそれをタイトルに持ってきました。業界では「試読」と言いますが、一般的ではないので「無料お届け」という読者に届きやすい言葉で提案しました。
ポイント2:写真やビジュアルで直感的に伝える

文章よりも“見て理解できる”デザインに
文字だけでは伝わりにくい内容も、写真やイラストを効果的に配置することで直感的に理解できます。
例えば飲食店のチラシでは、商品写真が購買意欲を大きく左右します。製品の紹介では他製品との比較を表にしたり優位性をグラフにして視覚化するなど、文字を使わずに表現できる部分はなるべく写真や図解で解説することで読み手を飽きさせずに最後まで視線を誘導することが可能です。
中古車販売のチラシのラフ案です。車の写真が多用されるのは当然ですが、共通のアイコンを使って比較しやすくしたり、エリアをブロックごとで分けるなど情報量が多いものはなるべくアイコンや表にして見やすく工夫すると良いです。
ポイント3:行動導線を明確にする

問い合わせ・予約・来店につなげる工夫
電話番号やQRコードは大きく配置するなど、連絡先を目立たせることで問い合わせしやすいチラシになります。特にQRコードは読み込む必要があるため、規定サイズは最低限保持が必要です。
地図はシンプルに、迷わず行けるデザインにすることで親切なチラシになります。
よくGoogleマップをそのままスクショして貼り付けている方がいますがGoogleマップの利用規約違反になるためやらないでください。
期間限定や特典を入れると行動率がアップします。何もサービスを安売りするわけではありません。「最後まで見てくれてありがとう」というお礼の気持ちとして何か特典があると利用者の気分も良くなりますよね。
携帯ショップのチラシは店舗情報を全体のデザインから独立させて別枠にすることで見えやすくしています。また、来店プレゼントを施策することで行動率アップに役立っています。
まとめ:3つのポイントを押さえるだけで効果が変わる
チラシ要素 | 期待できる効果 |
キャッチコピーの強調 | 読者の注意を集め、興味を持たせる |
写真やビジュアルの活用 | 文字を読む負担を減らし、直感的に理解してもらえる |
行動導線の明確化 | 問い合わせ・予約・来店といった行動につながりやすくなる |
この3つを意識するだけで、同じ内容のチラシでも反応率は大きく変わります。
読みやすく伝わるチラシを作りたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。
定額制デザインサービスの詳細もご覧いただけます。
チラシの制作実績もご参照ください⬇︎